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没後150年 歌川国芳展

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没後150年 歌川国芳展
森アーツセンターギャラリー
開催期間:2011年12月17日-2012年2月12日
主催:日本経済新聞社・森アーツセンター
サイズ:A3(二つ折りA4サイズ)
上:歌川国芳 <坂田怪童丸> 天保7年(1836)頃
下:歌川国芳 <みかけハこハゐがとんだいゝ人だ> 弘化4年(1847)頃

 
 国吉の戯画を造形面から考察すると、ある形状の中に別種を詰めこんだり、あるいは複数のものを組み合わせて別の大きなものをつくる、いわゆる嵌め絵的なものに好趣向の作品が多く見出せる。小さな裸の人物を組み合わせて大きな人間の顔をつくりあげる「みかけはこはゐがとんだいゝ人だ」、「人をばかにした人だ」などは、その発想の非凡さから、無数の果実や草花などを組み合わせて人物の姿を描きだしたイタリアのアルチンボルドの影響さえ議論されている。 (大久保純一 『カラー版 浮世絵』 岩波新書 2008年)

by ephemera-art | 2017-03-13 00:00 | 森アーツセンターギャラリー