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没後170年記念 北斎 富士への道
太田記念美術館 公式サイト
開催期間:2019年4月4日-5月26日
サイズ:A4
表:葛飾北斎 <富嶽三十六景 凱風快晴>


 描かれているのは山と空だけという、考えてみればずいぶん大胆な構成です。富士山頂近くにはわずかに残る雪を、裾野には林を描き、空には鰯雲が描かれています。富士山頂から左裾野にかけての長くゆるやかなカーブが、山の大きさを表す伏線となっています。画面左下方からふつふつと沸き上るように右上方に向かって描かれてゆく鰯雲の流れが、それと逆行するように山頂から左裾野に下降する線とすれ違い、空の背景から富士の山容がぐっと前面に押し出されてくるのです。山頂付近に雲ひとつなく、青空が強調されていることによっていっそう富士が観者の目の前に迫ってきます。
 こうして背景からせり出した富士の巨大な裾野に、ずっしりとした重量感を与え、どすんと大地に居座った印象を与えているのは、裾野に施された緑の点描です。左から繁茂する林は右方や上方へゆくに従い、次第に少なくなってゆき、ついには淡い緑色の面となってしまいます。
 そして、この富士の姿を威風堂々と見せているのはその姿形もさることながら、赤々と表現された意表をつく代赭の色ではないでしょうか。この大胆な色によって本図は「赤富士」の俗称で親しまれてきました。この赤富士の胴体部をよく見ると木目のようなムラが出来ていることがわかります。これは版木の木目がそのまま摺り出されたもので、初摺と後摺を見分けるポイントにもなっています。富士の輪郭が墨ではなく藍色で摺られているのも特色です。 (安村敏信 『浮世絵に遊ぶ』 新潮社 1997年)

by ephemera-art | 2020-02-03 00:00 | 太田記念美術館 | Comments(0)

富士山─芸術の源泉─展

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富士山─芸術の源泉─展
中村屋サロン美術館
開催期間:2019年7月20日-9月8日
主催:中村屋サロン美術館
サイズ:A4
表:横山大観 <霊峰不二>

by ephemera-art | 2019-12-21 00:00 | 中村屋サロン美術館 | Comments(0)

幕末・明治の西洋人と「富士山」_f0364509_16503586.jpg



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幕末・明治の西洋人と「富士山」
焼津小泉八雲記念館
開催期間:2018年4月14日-7月16日
主催:焼津小泉八雲記念館
サイズ:A4
表:小泉八雲が描いた富士山

by ephemera-art | 2019-12-20 00:00 | その他 | Comments(0)

富士を描く日本画名作展

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富士を描く日本画名作展
大丸ミュージアムKYOTO
開催期間:2001年3月15日-3月20日
主催:NHKきんきメディアプラン・毎日新聞社
サイズ:B5

by ephemera-art | 2019-12-19 00:00 | 大丸ミュージアムKYOTO | Comments(0)

心の美「富士山」を描く名画展_f0364509_08264668.jpg



心の美「富士山」を描く名画展_f0364509_08265309.jpg


世界文化遺産登録記念 心の美「富士山」を描く名画展 ─近代の日本画・洋画・版画にみる─
三越日本橋本店
開催期間:2013年12月27日-2014年1月13日
主催:読売新聞社
サイズ:A4
表:横山大観 <日本心神> 1942年 個人蔵

by ephemera-art | 2019-12-18 00:00 | デパート・百貨店 | Comments(0)

幕末明治の写真家が見た富士山_f0364509_09395688.jpg



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幕末明治の写真家が見た富士山 この世の桃源郷を求めて
フジフイルムスクエア 公式サイト
開催期間:2017年4月13日-6月30日
主催:富士フイルム
サイズ:A4


by ephemera-art | 2019-12-17 00:00 | フジフィルムスクエア | Comments(0)

愛でたい富士山

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愛でたい富士山
中山道広重美術館
開催期間:2017年12月14日-2018年1月21日
サイズ:A4
表::歌川広重 <不二三十六景 相模大山来迎谷> 嘉永5年(1852) 中山道広重美術館蔵

by ephemera-art | 2019-12-16 00:00 | 中山道広重美術館 | Comments(0)

北斎の富士

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北斎の富士 冨嶽三十六景と富嶽百景
秋田県立近代美術館
開催期間:2018年4月21日-6月17日
主催:北斎の富士展実行委員会(秋田魁新報・秋田県立近代美術館)
サイズ:A4
表:葛飾北斎 「富嶽三十六景より」<神奈川沖浪裏>(部分)


 自然を豊かな感覚で見つめることのできた北斎であるが、人間を対象とするのはもっと興味深いものであったに違いない。
 波の雄大な表現にともすれば目をとらわれがちだが、その波間に浮ぶ舟上の小さな顔のそれぞれが、また豊かな表情を見せている。
 これに気がついた時、北斎のやさしい心情をふとかいま見る思いがする。
 遠くに小さく見える富士の山は、何事もないように、今日も静かに下界を見おろしている。
 北斎の目は、それも見のがしてはいない。 (高橋克彦 『浮世絵鑑賞事典』 角川ソフィア文庫 平成28年)

by ephemera-art | 2019-01-08 00:00 | 秋田県立近代美術館 | Comments(0)